「認知能力+非認知能力=生きる力」
でおなじみ、学研教室です。
(和歌山市にある堀止教室のブログです)
いつもご覧いただきありがとうございます。
叱り方にもポイントがあります。
子どもを叱るときは、
まず何を叱っているのか
子どもにきちんと伝わる必要があります。
そのために、一旦子どもの行動を止めて
目線を子どもと合わせ、
平静に短い言葉で注意しましょう。
たとえば、ご飯を食べているとき、
スプーンやフォークを持ったまま
走り回ったりしていたと しましょう。
まず大切なのは子どもを止めることです。
動き回って騒いでいるときに、
離れたところから注意しても
子どもは聞いていませんし、
注意を聞きません。
子どものそばまで行き、身体を抱きとめ
そこで目を見て伝えることが大切です。
また、感情的に大声で注意しても、
子どもには「何がいけなかったのか」
伝わらないことが多いです。
ですので、難しいかもわかりませんが
できるだけ冷静に、かつ簡潔に
「危ないから座って静かに食べようね。食べ終わったら
一緒に遊ぼう。」
と、伝えてみましょう。
そして、注意をするときに大切なのは
次の3つのことです。
➀人格ではなく行為を叱る
②ちゃんと理由を伝える
③「~してはダメ」より「~しようね」
①については、たとえば、車道に飛び出そうとしたら
「危ないから飛び出すのはやめようね」
②子供であっても、わかる言葉で理由を伝えてあげましょう。
歯を磨くなら、なぜ歯磨きが必要なのか、等です。
③「走ったらダメよ!」
よりは「歩こうね」
など、なかなか難しい面もありますが、
少しずつでも意識して行ってみてください。
また、注意するときはそれだけに終わらず、
相手を認める言葉も添えてみるようにしてみましょう。
そうすると、
「あ、お母さんは自分のことをわかってくれている」
「自分のことを考えて叱ってくれている」
と思えて受け入れてもらいやすくなります。
「気持ち」は認めるけど、
「行動」はよくない、と言い換えることもできます。
たとえば、
お買い物で今日は1つだけ好きなものを買う約束を
していたとして、
子どもが、「これも欲しい」(たとえばキャラクターの服など)
となった場合、
「今日買っていいのは1つだけ、という約束だったよね。
でも、かわいいから欲しくなっちゃったんだね。
気持ちはわかるよ。でも、約束だから今日は買えないよ。
ガマンしようね。」
等です。
また、「あなた」目線ではなく
「わたし」目線で伝えてみましょう。
たとえば、
相手にこうしてほしい、
これはやめてほしい、
といった場合、
「お片付けしてって言ったのにできていない!
あんたはいつもそうなんだから・・・」
ではなく、
「お片付けしてくれると、お母さん嬉しいな」
「家族みんなが助かるよ」
「約束の時間に帰ってくれたら、お母さん安心するよ」
といったふうにです。
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