～「話し方」と「接し方」を変えるだけで、
約３０％の不登校問題が解決⑨～
いつもご覧いただきありがとうございます。
前回からの続きです。
お子さまとのコミュニケーションでたいせつなこと
もうひとつ、お子さまとのコミュニケーションで
極めて重要なことがあります。
お子さまからの話しかけには、
間を空けずに即応答して下さい。
早く返事してあげればあげるほど、
お子さまは安心します。
逆に聞が空けば空く程、
お子さまは不安になります。
やってはいけないことです。
ご注意ください。
↓
１ 返事を後回しにする
２ 無意識のうちに返事しない
３ 意図的に無視する
もう一度、ご自身の接し方を振り返ってみて下さい。
このように、コミュニケーションは
「最重要」と言えるものです。
私が担当したコーチングのケースでは、
これをしっかり改めただけで
「３週間後から、学校に行き始めました」
という報告も届いています。
（もちろん個人差があります）
普段の会話の中で、習慣にして下さい。
話題は変わります。
コミュニケーションの例
お子さまが
「自己否定」「自殺願望」などを
話した場合の共感の仕方：
ある日、お子さまが
「もうダメだ。自分は何の価値もないクズだ。
死にたい…」
といった言葉を口にしたと仮定しましょう。
これにお母さんが
「ああそうだね。価値がないんだね。
死にたいんだね。」
などとやっては、もちろんいけませんよね。
「死ぬことを肯定する」のもいけませんよね。
こういった言葉への対応は２パターンあります。
１）ここだけは毅然と否定。
イヤ、否定というより「助け船」を出すのです。
「そんなことはない！
あなたは私の大事な子ども。
この世で唯一の価値がある子。
絶対死んで欲しくない！」
「お父さん（お母さん）がきっと何とかする！」
「お父さん（お母さん）が必ず助ける！」
と話します。
２）共感する
たいていの場合には、「共感」で対応したほうが
失敗が少なくて無難です。
「ああ、そんなにつらかったんだね。
ごめんね、
わかってあげられなくて。」
と話してあげれば、 お子さまは、ホッとします。
３）洞察力を身につける
「洞察」とは、次のような内容です。
・相手の気持ちや感情を読み取ってあげること
・相手が何かしたらその動機を読み取ってあげること
これは大人であれば、通常、
当たり前に身につけている能力です。
不登校の子のお母さんには、この点にも
充分気を配っていただきたいと思います。
お子さまの感情や動機を 読み取れるようになって下さい。
何か言う前に、
「これを言ったらどう感じるだろう」
と推測する癖を身につけて下さい。
お子さまが何か悪いことをしたら、
「なぜこんな行動を起こしたんだろう、
裏にはどんな動機があったんだろう」
と推測する癖を身につけて下さい。
ご自身で推測できなければ、素直に
お子さまに聞いて下さい。
「どうしてこんなことしたの？」と
優し～く、 お子さまに聞いてみて下さい。
「ハッキリわからないが、もし これを言ったら
何か悪影響があるんじゃないか」と
疑念がわいたら、すっぱりやめてください。
これも接し方の基礎です。
この洞察ができているかどうかで、
前述のコミュニケーションが とても良い方向へと広がります。
お子さまの気持ちがわかれば、
当然対応も変わってきますよね。
洞察は、コミュニケーションと
ペアになるぐらい重要なものです。
少しずつ洞察するトレーニングを行ってください。
その見返りは、とっても大きいですよ！
次回に続きます。
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