~「話し方」と「接し方」を変えるだけで、
約30%の不登校問題が解決⑫~
いつもご覧いただきありがとうございます。
前回からの続きです。
前回まで、接し方などについてお伝えしてきました。
・上記以外に注意すべき点
お子さまの自発的行動を
無理に伸ばそうとしないで下さい。
もしくは、
無理やり抑え込もうともしないで下さい。
強制的に方向性を変えようとすると、
必ずお子さまがゆがみます。
お子さまの行動に
干渉しないように注意して下さい。
次の2つについて、詳しくお話しましょう。
1)ギャップを与えない
ギャップとは、次のようなことです。
当人の本意や意志とギャップがあること
当人の自信やイメージとかけ離れていること
これらを押しつけられる度合いが強い程、
お子さまの精神が不安定になります。
もう少し、具体的にご説明します。
・お子さまのその時点の自信やイメージ力に
比較して、頑張らせすぎない。
・当人の本意に沿わないことを
強制、強要、要求、期待しない。
・登校圧力や登校強要、登校誘導など
働きかけをしない。
・登校できないことに対して
身内が口撃(攻撃)しない。
・命令指示指図
「○○しなさい」
「ダメ!」
「早くしなさい!」
などを発しない。
・本心や感情を抑圧させない。
・管理しない。
・(当人が本意であっても)
高すぎる目標を持たせない。
・お母さんと他人の希望を叶えるため
(他人の目に適うため)に
お子さまを、ムリに頑張らせない。
・他人と比べない。
「お兄ちゃんは○○できているのに、
どうしてあなたはできないの」
「お姉ちゃんは○○だったのに
あなたもちゃんとしなきや」
・「今日どうするの、行くの?
行かないの?」と 選択や決断を迫らない。
・「こうしたほうが良いんじゃないか、
ああしたら...」という アドバイスもしない。
・交換条件で動かそうとしない。
ギャップを与えないだけでも、
お子さまは苦しみが減少して心がラクになります。
重要な点は
「お母さんや他人の期待で
お子さまを、ムリに動かそうとしない。
当人の本意のみで動かしてあげる」ことです。
言い換えれば
「お子さまの自発的行動(探索行動)を
無理に伸ばそうとしない」
ことです。
敢えて言うなら、
「理想のお子さま像」を捨てることです。
次回に続きます。
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