～「話し方」と「接し方」を変えるだけで、
約３０％の不登校問題が解決⑬～
いつもご覧いただきありがとうございます。
前回からの続きです。
強制的に方向性を変えようとすると、
必ずお子さまがゆがみます。
お子さまの行動に干渉しないように注意して下さい、
の２つ目です。
２）お子さまに失敗経験を積ませる
先回りとお膳立てをしない。
準備をしてあげない。
レールを敷かない。
誘導しない。
教えない。
アドバイスしない。
不安と危険を先取りしない。
管理しない。
干渉しない。
口出ししない。
転ばぬ先の杖を与えない。
「自分で考えさせてもらえない」
「失敗させてもらえない人生」
「危険から遠ざけられる人生」は、
お子さまの精神が病み（闇）に直結する恐ろしい生き方です。
ものすごく危険です。
自分で考え、自分で判断し、 体験したことこそ、血肉となり
身につき、持ち前の力となります。
お子さまには、あえて 痛い目を見せて下さい。
失敗させて下さい。
広い世界で多くの経験をさせて下さい。
それで苦しんだときこそ、
お母さんが「愛着」をもって助けてあげればいいのです。
この経験も、将来人生で自立できる基礎になります。
社会を生き抜く力となります。
（命の危険があるようなことなどに対しては、
当然、 この限りではありません）
ちなみに、これは、
今までお話してきた「極意」に反するように見えるかもしれません。
でも、表面的な意味では解釈しないで下さい。
重要な点は
「失敗経験は、とても大切だ」
と考えてあげることです。
さらに、言い換えるなら
「お子さまの自発的行動（探索行動）を
抑えようとしない」
ことです。
ここで、ワークをしてみてください。
お子さまに安心を与えるには、
お母さん自身が安心していることが大切です。
（ご自身が不安なお母さんであれば、
やっぱり お子さまに安心を与えることは難しいですね）
どうすればご自身が安心を与える存在になれでしょうか。
考えてみて下さい。
おわりに
私は、この数年の取り組みで
「親子の愛着の問題」が
不登校の大きな原因になっていることに気づきました。
愛着の問題を抱えた不登校のお子さま。
お母さん、あるいは家庭環境。
これらには、かなり心理学的な問題が見られます。
乳幼児期から、お子さまの正常な発達には
「不適切な」話し方や接し方が多かったように思われます。
その問題をキチンと直していくと、
お子さまの状態が大きく改善されます。
場合によっては、それだけで
お子さまが、
「自分から学校に行く」姿を目の当たりにしてきました。
つまり、
「話し方と接し方」を適切に行えば、
お子さまの精神や行動をダイレクトに改善できる！
という事例を、たくさん経験しました。
お付き合いさせて頂いているお母さんたちに、
これをお知らせし、共有し、お困りの方には
ご活用いただきたい。
そのような願いをこめてまとめてみました。
心理学やコーチングに関する
専門知識がなくても大丈夫です。
どなたでも実践できるポイントを
できるかぎり読みやすく記載しました。
ご両親様ともに実行していただくと、
必ず第一段階の改善を達成することができます。
第一段階が改善できれば、引き続き、
第二段階の達成へと前進して下さい。
引きこもり問題の解決の一助となることを心から願っております。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
