学研堀止教室のブログ          

学びや子育てなどについてのブログです

子供の頃の「熱中体験」が とても大切。その二つの理由とは?

「認知能力+非認知能力=生きる力」

でおなじみ、学研教室です。

和歌山市にある堀止教室のブログです)

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

 

つぎのようなご質問を、ときどき伺います。

 

私の息子は、4歳になります。

 

ウルトラマンゴジラの本が大好きです。

 

でも、読み聞かせの絵本には見向きもしません。

 

一応、ウルトラマンの本(本といっても怪獣図鑑)も

 

読んであげています。

 

でも、母親としては、もう少し

 

道徳的な本も読んであげたいな・・と思っています。

 

どうすればうまく読み聞かせできるでしょうか?

 

あなたのお知り合いの中にも、 同じような悩みをお持ちのかたが

 

いらっしゃるかもしれませんので、 一緒に考えてみたいと思います。

 

自動車の本しか見ないとか・・・

 

昆虫の本しか見ないとか・・・

 

こういうお子さまは、たくさんいらっしゃいます。

 

しかも、

 

男の子の場合には、珍しいことではありません。

 

まあ、普通にあることです。

 

もし、お子さまがウルトラマンゴジラの本が大好きなら、

 

それをたっぷり読んであげましょう。

 

そうして、「本」に馴染むところから始めて、少しずつ

 

読み聞かせの「幅」を広げていくと良いと思います。

 

男の子なら、恐竜や古代生物の本にも興味を持つことが多いものです。

 

また、くじらや、象やサイなどの大型動物に興味を持つかもしれません。

 

今までの経験からすると、 ウルトラマンゴジラが大好きな子は、

 

飛行機や船などの「大きな乗り物」に興味を持つことが多いようです。

 

自動車や電車、新幹線などに興味を持つ可能性もあります。

 

お子さまによって関心の対象が異なるので、

 

一概に「コレ!」と言うことはできません。

 

図書館で、いろいろな本を借りてみませんか?

 

そうやって、いろいろと試すのもお子さまとお話しするチャンスです。

 

お子さまの興味を持ちそうなものを一緒に探してみてください。

 

大人が「読ませたい」思うような名作とか、

 

ご質問されたような「道徳的な本」などに

 

いきなり興味を持つというのは少し難しいかもしれません。

 

あせらないで、お子さまと一緒に「読み聞かせ」を楽しみましょう。

 

無理やりに、嫌がる内容の本を押し付けて、

 

お子さまが「本嫌い」になってしまっては元も子もありません。

 

現在の子供の興味を満足させながら、

 

少しずつ、読み聞かせの幅を広げてあげることが大切だと思います。

 

また、「嫌がる」お子さまに対して無理やり本を押し付けて、

 

その結果、  お子さまが「本嫌い」になってしまっては

 

取り返しがつかないことになります。

 

「本好きにする」という考えから離れて、

 

もっと別の視点から考えてみましょうか。

 

もしウルトラマンが好きなら、それを究めるように

 

励ましてあげるのもよいと思います。

 

ウルトラマンショーに連れて行くとか、

 

ウルトラマンの着ぐるみをプレゼントするとか、

 

 ウルトラマンのビデオを全部見せるとか、

 

ウルトラマンの絵を描かせて褒めてやるとか、

 

 ウルトラマンの本を書かせるとか、

 

ウルトラマンクイズを作らせるとか・・・。

 

とにかく、

 

ウルトラマンに熱中してもらい、 それを究めるように

 

お子さまを励まし、そして応援するのです。

 

 そうすると、とっても良いことが二つあります。

 

 

良いこと:1 子どもが主体的に成長する!

 

お子さまは、あるテーマを究める中で

 

自分の好きなことに熱中できます。

 

自分のテーマに熱中する「楽しさ」を味わうことができます。

 

この熱中体験は、人が主体的に生きていく上で非常に大切なことです。

 

熱中体験が豊富な人は、自分でイキイキと

 

「やりたいこと」を見つけることができます。

 

そして、自分であれこれ工夫して

 

その楽しみを、グングン深めていけます。

 

子供の頃、ウルトラマンに熱中した体験から、

 

そのノウハウを身につけているからです。

 

反対に、熱中体験が乏しい人はあまりパッとしません。

 

そもそも、自分がやりたいことを見つけることができません。

 

仮に見つけたとしても、探究心を持てません。

 

ワクワクしながら楽しむ方法も知りません。

 

自分の興味を大きく育てるコツが

 

いつまでたっても身につかないのです。

 

その結果、先生から言われたことは

 

しかたなくシブシブやるだけ。

 

当然ながら、大人になっても自分の力で

 

ワクワクする夢を見つけることはできません。

 

イキイキした目標を持って、 主体的にがんばることもできません。

 

・・・こういう人が、最近 かなり増えているようです。

 

良いこと:2 子どもが自信を持つようになる!

 

一つのことに熱中してそれを究めると、どのお子さまも、

 

「自信」を持ちます。

 

先ほどの場合でいうと、

 

「自分はウルトラマンについてはぜ~ったいに、誰にも負けない!」

 

という、お子さまの自信が生まれます。

 

子供のときにこのような自信を持つことはとても大切です。

 

 将来の自分自身に対する自信につながるからです。

 

きっかけとしては、

 

お子さまが関心を持つものであれば、どんなことでも構いません。

 

 大人からすれば

 

「たわいもない・・・」

 

と思えることでも、良いのです。

 

 どうか、お子さまを何かの「博士」にしてあげてください。

 

ウルトラマン博士」になれた子は、

 

ほかの「博士」になることもできるのです。

 

ウルトラマン道」を究めた子は、

 

ほかの「道」も究められるのです。

 

 それは、もしかしたら「なわとび」かもしれません。

 

ピアノかもしれません。  漢字かもしれません。

 

もしかしたら、算数かもしれませんね。

 

昆虫、自動車、料理、メカニック、地理、ビジネスパーソン・・・。

 

 お子さまの可能性は、どんどん広がってゆきます。

 

 

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     (ひきこもり支援相談士・児童発達支援士
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